「キリスト教 暦 レント」と一致するもの

バレンタインからはじまった受難節

バレンタインからはじまった受難節なとど書くと、バレンタインに対するネガティブキャンペーンっぽくなりますが、そうではなく、キリスト教の暦の話です。
キリスト教のシンボルといえば十字架ですが、この十字架がシンボルになる事件、イエス・キリストが十字架による死刑執行されたこと、イエスの受難を念頭に置いて過ごす受難節(じゅなんせつ)という季節です。
受難節はレント、他にも四旬節(しじゅんせつ)と呼ばれています。
イエス・キリストは十字架刑により死んで、墓に葬られて、三日目に復活したわけですが、その復活した日がイースター、復活祭といわれる日。それが
春分の日の後の最初の満月の次の日曜日(のが多いと添削されそう)
になるため、毎年日付が変わる移動祝日でして、今年は3月31日。その日を起点に日曜日を除く40日前からの期間が受難節になります。曜日は水曜日固定なので受難節初日を「灰の水曜日」と呼びます。
今年は2月14日(水)が灰の水曜日だったんです。
(職員Y)

今月の聖句アーカイブ 3月編

ブログ更新が途絶えていた3月の聖句画像も掲載していなかったことに気がついたのでついでに掲載してしまいましょう、の記事になります。
こちらは3月ということで卒業生へおくる言葉のようなイザヤ書41章10節。

202303d.jpg

202303b.jpg
キリスト教の暦ではレントという典礼色(テーマカラーのようなもの)が紫色の季節でして、紫をテーマにしつつ、春っぽくしてみたヨ、の画像ですね。

さて以前の投稿と重なりますが、明日、8月11日(金)~18日(金)は休業日となり、チャペルおよびキリスト教センターは閉館いたします。
それではまた8月21日(月)に!

2023年2月22日(水)は何の日?

2023年2月22日(水)は何の日?

ニャンニャンニャン で 猫の日

は今回、当ブログ的に求めている答えではありません。

ポイントは(水)の部分。

そう、水曜日がポイントになります。

キリスト教の暦では「灰の水曜日」と呼ばれる日です。
これはイエス・キリストが十字架上で死をむかえる受難をおもって過ごす、受難節という季節の初日です。
2月か3月のどこかの水曜日というかんじで日程が毎年大きく変わるため、日にちを覚えても意味がないのです。ということで2月22日なのは今年、来年はまた別の日が灰の水曜日になります。
ちなみに早くて2月4日、遅くて3月10日。すごいズレます。これは起点になる日が同じだけズレるからなんですよ。
受難節は四旬(しじゅん)節、レントなどという言い方もします。

なんだかもっと長くなりそうですから、続きは次回ということで。
明日、2月10日(金)は大学の休業日にともない、チャペルも閉館いたします。ブログ更新も次回は週明けとなります。
(伝道師じゃないほう)

手をかけたボツ

さてさて、学内サイネージ広告に流していただいている今月の聖句画像を必死のパッチで作成中です。
という今月の聖句画像、悩んで迷走したボツ画像をブログのネタにしてお茶を濁す回です。

これが、今までで一番、手間暇をかけたボツ画像。
2022年3月、まずは採用した方。

202203c.jpg犬猫でほんわか癒し系

そしてこちらがボツにしたもの

202203a.jpg


暗い。
黒い。
紫。

これはキリスト教の暦で受難節(レントともいう。イエス・キリストの十字架の苦難に思いをはせる期間:テーマカラーは紫)というところにあわせて作ってみたのです。
黒と紫、しかもこの花はレンテンローズとも呼ばれる花。
ぴったりじゃんと思ったのですが、作っているうちに暗い気分になり、聖句も十字架の場面でもないんだし、なんだか一ヶ月も暗い画像流すのも・・・ということでボツに。
そんなわけで9月の画像作成がんばるぞー!
(伝道師じゃないほう)

いつの間にか2月!!!

昨日のことですが、自宅のカレンダーを見たら日付と曜日があってない!!?と思ったら、2020年のカレンダーでした。あれ?もう2021年の1月も終わったのに私の家は時が止まっていたようで・・・と思ったらキリスト教センターの壁にもまだ2020年のカレンダー(っぽいもの?)が・・・これは伝道師のほうが貼ったもの・・・ブログ担当者二人してまだ2021年になってないみたいですねー。

CIMG4785.jpgキリスト教センターの壁に貼られている2020年のカレンダー

ちなみにこのカレンダーは日本キリスト教協議会(NCC)の発行の、この日曜日には、お祈りの項目にこれを加えてね、という課題が書いてあるものです。

ところで、時を2021年にすすめると、もうすぐキリスト教の暦がレント、日本語で受難節という季節に入ります。新しい季節になる前にカレンダーを張り替えて時をすすめないとー!
(伝道師じゃないほう)

暦を紹介 その9

キリスト教の暦(こよみ)を紹介していこうという企画、その9です。
前回までの復習ですが、キリスト教の暦(こよみ)はイエス・キリストの生涯を誕生のエピソードからたどっていくようにできていて、死と復活に関わる暦を紹介しています。
死と復活に関わる暦はこちら↓

1.  四旬節(受難節・レント)
・灰の水曜日
・受難週
(日曜日) 棕櫚の主日
(木曜日) 洗足木曜日
(金曜日) 受難日(聖金曜日)
2. 復活節
・復活日(イースター)
・昇天日

死ぬまでの四旬節(受難節・レント)と復活してから復活節の2つの季節があります。
今回は2. 復活節について。

復活節、イエス・キリストの復活を記念するお祝いの季節です。
金曜日に十字架で処刑され墓に葬られたイエスが、三日後の日曜日の朝に復活します。これが復活日、(復活祭・イースター)です。イースターエッグやイースターバニー、日本でも春になると街中で見かけますよね。テーマカラーは白。

イースターは「春分の日の後の最初の満月の次の日曜日」と決まっているので、毎年日付が変わってしまいます。早くて3月23日、遅いと4月25日になります。

さてさて、復活したイエス・キリストですが、40日目に弟子たちが見ている前で天に昇って姿が見えなくなります。そして天の使いたちが、「イエスはまたこの世に来る。」と告げるのです。ということでその日を昇天日として記念しています。
なので復活節には復活日(イースター)と昇天日という二つの記念日があります。

(伝道師じゃないほう)

暦を紹介 その8

前回までの復習としてキリスト教の暦(こよみ)はイエス・キリストの生涯を誕生のエピソードからたどっていくようにできていて、死と復活に関わる暦を紹介しています。
死と復活に関わる暦はこちら↓

1.  四旬節(受難節・レント)
・灰の水曜日
・受難週
(日曜日) 棕櫚の主日
(木曜日) 洗足木曜日
(金曜日) 受難日(聖金曜日)
2. 復活節
・復活日(イースター)
・昇天日

死ぬまでの四旬節(受難節・レント)と復活してから復活節の2つの季節があります。
今回は1. 四旬節の中の受難週の説明をさらっとしていきたいと思います。

受難週と書くと、なんだか不吉なことが起きそうな不運の続く週なのかと思われそうですが、ちがいます。イエス・キリストが十字架につけられ死に至ることを覚えて過ごす週です。詳しくは
受難週(聖週間)について学ぼう
をはじめ、「受難週」でブログ内検索していただくとあれこれ出てくるんでそちらをご覧いただいて。

日曜日に当時の中心地エルサレムという都に到着して、大歓迎を受けます。今でいうレッドカーペットを敷いてVIPをもてなすように、人々が上着や棕櫚(しゅろ)という植物の葉を道に敷いたので棕櫚の日曜日。イエスは高級車ではなく子ロバに乗って登場します。
それなのに金曜日には十字架に架けられて死刑にされるのですねー。

ということで、金曜日は受難日、聖金曜日と呼ばれています。イエスが十字架での死をとげ、墓に葬られたという大切な日です。日本的な感覚でいうと命日でしょうか。この日だけ特別にテーマカラーは赤!

近頃は受難週の土曜日を聖土曜日と呼ばれていることが増えています。それまでもあったけれど多用されていなかった言葉が気が付いたらごく当たり前に使われていたりしますからねー。また数年後には色々変わっていたりして・・・。

(伝道師じゃないほう)

暦を紹介 その7

キリスト教の暦(こよみ)を紹介していこうという企画、その7です。
さて、前回までの復習としてキリスト教の暦(こよみ)はイエス・キリストの生涯を誕生のエピソードからたどっていくようにできていて、死と復活に関わる暦を紹介しています。
死と復活に関わる暦はこちら↓

1.  四旬節(受難節・レント)
  ・灰の水曜日
  ・受難週
   (日曜日) 棕櫚の主日
   (木曜日) 洗足木曜日
   (金曜日) 受難日(聖金曜日)
2. 復活節
  ・復活日(イースター)
  ・昇天日

死ぬまでの四旬節(受難節・レント)と復活してから復活節の2つの季節があります。
今回は1. 四旬節について。
と、書いておいてなんなんですが、私としては四旬節より受難節かレントの方が呼び慣れているのですが・・・四旬節が主流になってきているようなので、それで今回は四旬節で紹介していきます。

四旬節、しじゅんせつと読みます。
四旬は40日という意味です。
復活日(イースター)の46日前からなんですが、日曜日を除くと40日前の水曜日(灰の水曜日)から復活日の前日(聖土曜日)の期間をさします。イエス・キリストの十字架の死(受難)をおもって過ごす悔い改めの季節です。日曜日を除くのはイエスが復活した曜日でイエスの復活を喜んで記念する日ということで除かれています。

大切なイエスの苦しみを思って過ごすということで、贅沢をしない、例えば肉を食べないとか、断食するとか、断酒するとか、パーティーの自粛が行われていました。昔は厳しく節制するものだったようですが、私の周辺の感覚でいうとクリスマスにツリー飾るかんじでお菓子やめるとか、勉強するとか、なんとなく節制してイエスの受難を思い起こしながら過ごす時期ってかんじです。
テーマカラーは紫色です。これ誕生に関わる暦の待降節(降誕前節、アドベント)と同じ色なんですねー。

そんな四旬節、いつからいつまでかの基準になる復活日が、「春分の日の後の最初の満月の次の日曜日」と決まっているので、毎年日付が変わってしまいます。早くて3月23日、遅いと4月25日、一か月以上も復活日が移動するので四旬節も早くて2月4日、最も遅い場合は3月10日がスタートになります。その四旬節の初日を「灰の水曜日」と呼びます。長くなったので詳細は次回!

(伝道師じゃないほう)

かなーり日付が変わる訳

 もう2018年になって2か月にもなるのに、書類に2017年と自信を持って書きました(すぐ直しました)。そんな日付オンチにとって、かなーり手ごわい、キリスト教の暦についてご紹介します。ちなみに前回の記事とつながっていますので、ぜひそちらを先にご覧になってくださいね。

レントの初日を"灰の水曜日"という特別な呼び方をするんですが、この日はイースターの46日前と決まっています。
イースターはイエス・キリストが十字架の死から復活したことを記念するキリスト教にとって最も大事といっても過言ではないお祭りです。
そのイースターが日曜日なので、必ず初日は水曜日になるんですが、いかんせんイースターが毎年3月~4月のどこかに移動するので、つられて毎回変わります。
ちなみに今年は4月1日ですが・・・前後数年のイースターの日付は・・・

2016年3月27日
2017年4月16日
2018年4月1日←今年
2019年4月14日
2020年4月12日

年度で考えると、2016年度は一度もイースターがない年になるんですよ!2015年度中の3月にイースターが終わり、2017年度になった後の4月に次のイースターがきています。
こんなわけで4月で年度がかわる学校現場で取り上げるのが難しいイースターなんです。今年は新学期の授業が開始前に終わってしまいます・・・。
いや、でも、だからこそ、このブログで盛大にレント、イースターをとりあげていきますよ!ということで、次回からまったりとレント特集開始しますよ。

クイズdeクリスマス 最終問題答え合わせ

 クイズの答えはいつものように続きを読むからご覧ください。

クリスマスの物語をふりかえったところで、近々イエス・キリストの十字架への道のりを紹介していく予定です。
誕生してすぐに、死ぬ場面の紹介、なんてこった。
途中の人生(30年ほど)はないのかと・・・実はキリスト教の年間の暦でもクリスマスの時期が終わるとすぐに十字架での死を思うレント(受難節)に入るんです。なんてこった(二度目)。
クイズが終わっても、特に行事がなくても・・・、春休み中も更新を継続するので、ぜひご覧くださいね。

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